カメラとレンズには結構お金をかけている。
新しいボディが出れば気になるし、レンズが増えれば撮れるものも増える。
……なのに、いざ撮影やレタッチを始めると、
「なんか作業しにくいな」
「これ、毎回ちょっと面倒なんだよな」
みたいなことが出てくる。
あたしは、こういう地味なストレスが結構嫌いです。
一回一回は大したことじゃなくても、それが撮影のたび、レタッチのたびに積み重なると、結構な時間になるんですよね。
そこで今回は、カメラ本体やレンズではなく、「持っていると地味に仕事が楽になるもの」を7つ選んでみました。
全部が全員に必要というわけじゃありません。
でも、自分の撮影スタイルにハマるものが一つあるだけで、意外と快適になります。
1. レタッチの「あとちょっと」を楽にする左手デバイス
- 代表アイテム:TourBox Elite / テンキー型コントローラー
- こんな人におすすめ:PhotoshopやLightroomを長時間使う人、写真を大量にレタッチする人
まずは撮影じゃなくて、パソコン作業から。
写真を仕事にしていると、撮影している時間よりPhotoshopを触っている時間のほうが長い日もあります。
そんなときに便利なのが、左手で操作するタイプのコントローラー。
キーボードのショートカットでももちろん作業できます。
でも、ブラシのサイズを変えたり、拡大・縮小したり、パラメータを少しだけ動かしたり。
こういう「あとちょっとだけ動かしたい」操作が積み重なると、結構面倒なんですよ。
ダイヤルを回して調整できるタイプなら、そのあたりがかなり楽になります。
あたしの場合、レタッチは細かい操作が多いので、こういう道具は結構好き。
何より、
「この操作、キーボードでどうやるんだっけ?」
と考える時間が減るのがいい。
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2. 真夏の屋外撮影で「液晶見えねぇ!」を減らす液晶モニタールーペ
- 代表アイテム:ハクバ DML-01 液晶モニタールーペ 3× / 液晶フード
- こんな人におすすめ:屋外ロケ、運動会、風景撮影など、日中の撮影が多い人
夏の屋外撮影。
太陽は元気。
カメラも元気。
……なのに、液晶だけ何も見えない。
これ、結構あります。
特に日差しが強い場所では、液晶に自分の顔や空が映り込んで、ピントや露出を確認したくてもよく分からない。
そんなときに役立つのが液晶モニタールーペです。
液晶の周囲を覆って外光を遮るので、屋外でも画面を確認しやすくなります。
しかも拡大して見られるタイプなら、細かいピント確認にも使いやすい。
ただし、これはカメラとの組み合わせや液晶サイズによって使いやすさが変わるので、購入前に対応サイズは確認してください。
「あれ?今ちゃんとピント合ってる?」
と太陽の下で液晶を覗き込む苦行から、少し解放されます。
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3. カメラを「首からぶら下げる」以外の選択肢。スパイダーホルスター
- 代表アイテム:SPIDER HOLSTER(スパイダーホルスター)
- こんな人におすすめ:2台持ちで撮影する人、望遠レンズを付けたカメラを持ち歩く人
カメラを首から2台。
片方に標準ズーム。
もう片方に望遠。
はい、肩と首が終わります。
しかも歩くたびにカメラが体にぶつかる。
あたしはこの「カメラを首からぶら下げて歩き回る」というスタイルが、どうにも苦手でして。
そこで候補になるのが、スパイダーホルスター。
腰のあたりにカメラを固定して持ち運ぶタイプのホルスターです。
カメラを腰で支えるので、首や肩にずっと荷重をかけ続けなくていい。
必要になったらロックを外して、そのまま撮影へ。
特に2台持ちの現場では、こういう「持っているけど邪魔にならない」道具がありがたい。
ただし、当然ながら撮影スタイルとの相性はあります。
走り回るような撮影では、カメラの揺れや周囲への引っ掛かりなども考えたほうがいい。
便利だからといって、何でもかんでも腰につければいいというものでもありません。
道具は使いどころが大事です。
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4. 「あと1mm右!」を延々やる人にはギア雲台
- 代表アイテム:ギア雲台(アルカスイス互換)
- こんな人におすすめ:物撮り、建築、風景など、構図を細かく追い込みたい人
三脚を使っていると、一度くらいは経験すると思う。
「もうちょっとだけ右」
「……行き過ぎた」
「今度はちょっと左」
「いや、そこじゃない」
……ああ、もう。
こういう微調整が嫌いな人におすすめしたいのが、ギア雲台です。
自由雲台のように一気に動かすのではなく、ダイヤルを回して少しずつ角度を調整できます。
物撮りや建築写真のように、水平・垂直をきっちり合わせたい撮影では特に便利。
「カメラを動かす」というより、構図を詰めていくための道具という感じですね。
もちろん、スナップや動きのある撮影には向きません。
でも、三脚にカメラを固定して「あとちょっと」を詰める撮影なら、一度使うと戻れなくなる人もいると思います。
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5. ロケ撮影の荷物を少しでも小さくしたいなら「逆折りたたみ式ライトスタンド」
- 代表アイテム:NEEWER ライトスタンド
- こんな人におすすめ:ロケ撮影、出張撮影、ワンオペでライティングする人
ライトスタンド。
便利なんですけどね。
長い。
これが地味に困る。
車で運ぶならまだしも、電車移動や徒歩移動になると、長いスタンドは一気に「荷物感」が増します。
そこで便利なのが、脚を逆方向に折りたたんでコンパクトに収納できるタイプ。
収納時の長さが短くなるので、車への積み込みや機材バッグへの収納が少し楽になります。
もちろん、コンパクトになったからといって、強度まで魔法のように上がるわけではありません。
大きなストロボや重い機材を載せるなら、耐荷重や安定性はちゃんと確認してください。
あたしは、こういう「撮影そのものでは目立たないけど、移動が楽になる道具」が結構好きです。
現場に着く前から体力を使いたくないので。
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6. 雨の日の撮影で傘を捨てる。防水ポンチョ
- 代表アイテム:ダンロップ 防水レインポンチョ
- こんな人におすすめ:雨天ロケ、イベント撮影、スポーツ撮影、屋外撮影が多い人
雨の日にカメラを持って撮影する。
これ、想像以上に面倒です。
傘を持つ。
カメラを持つ。
バッグもある。
そして被写体が動く。
……手が足りない。
そんなときに便利なのが防水ポンチョ。
両手を空けられるので、カメラを操作しながら動きやすくなります。
大きめのものなら、カメラバッグまである程度覆えるタイプもあります。
もちろんカメラ自体の防滴性能に頼りすぎるのは禁物。
雨の中で「このカメラ、防塵防滴だから大丈夫でしょ」と無茶をするのはおすすめしません。
ポンチョはあくまで自分と機材を雨から守るための補助装備。
でも、一枚持っていると突然の雨でかなり助かります。
あたしは雨の日に撮影予定が入っているとき、こういう「とりあえず持っておけば安心」系の装備を優先します。
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7. 機材を何往復も運ぶくらいなら、折りたたみツールワゴン
- 代表アイテム:3段折りたたみツールカート
- こんな人におすすめ:スタジオ撮影、車移動の出張撮影、機材が多い人
最後は、ちょっと地味です。
でも、こういうのが現場では効く。
折りたたみ式のツールワゴンです。
車からスタジオまで機材を運ぶ。
一度で全部持てない。
往復する。
また取りに行く。
……これを何回やったことか。
ワゴンが使える現場なら、カメラバッグやライトスタンド、小物類などをまとめて運べるので、機材の搬入がかなり楽になります。
3段タイプなら、上段にすぐ使うもの、中段にレンズや小物、下段にあまり触らないもの、といった具合に分けることもできます。
撮影中も「どこに置いたっけ?」が減るのが地味にありがたい。
ただし、これは完全に現場を選びます。
階段しかない場所では当然つらいし、砂利道や段差の多い場所では普通に苦行です。
でも、車からスタジオへ運ぶような現場なら、こういうワゴンが一台あるだけでかなり違う。
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まとめ:高いカメラを買う前に、身の回りをちょっと楽にしてみる
カメラやレンズは、どうしても目立ちます。
「新しいレンズを買った!」
「新しいボディを買った!」
というのは分かりやすくテンションが上がる。
でも、実際の撮影やレタッチを快適にしてくれるのって、意外とこういう脇役だったりします。
左手デバイスでレタッチが楽になる。
液晶ルーペで屋外でも画面を確認しやすくなる。
ホルスターで肩や首の負担を減らす。
ギア雲台で構図を詰める。
コンパクトなスタンドで荷物を減らす。
ポンチョで雨の日も両手を使える。
ワゴンで機材を何往復も運ばなくて済む。
どれも「写真が劇的に上手くなる道具」ではありません。
でも、こういう小さな面倒を減らす道具って、長く写真を続けていると結構バカにできないんですよ。
撮影もレタッチも、毎回ちょっとずつ面倒くさい。
その「ちょっと」を一個ずつ潰していく。
あたしは、そういう機材選びも結構好きです。
高いカメラを買う前に、まず自分が毎日「面倒だな」と思っているところを探してみる。
もしかしたら、そこを解決する道具のほうが、今の自分には必要なのかもしれません。
気になるものがあったら、スペックやサイズ、対応機材なんかを確認して、自分の撮影スタイルに合いそうなら試してみてください。
道具は、写真を撮るために使うもの。
だからこそ、使っている本人が楽になるものを選びたいところです。
*挿絵はAIです。














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